
師走です。
この時期、コンビニで1円単位まで現金数えて支払う人、混雑したスーパーでレジの精算金額を聞いてから、もぞもぞと財布を取り出す人、ちゃんと列に並べない人、マグロを大量に買い占めてる人。普段なら少しだけイラっとするシーンが、年末年始になるとなぜかブチキレモードになってしまい不愉快な思いを一層募らせている諸氏も多いと思います。そう、年末年始の買い物は、いろんな意味でストレスフルな行為。歳暮、クリスマスプレゼント、年賀状、年越しそば、お餅、おせち、お年玉、初詣等々、家計の出費もMAX。
そういうわけで、怒りのストレスが貯まり、多額のお金が消えていく。そんな年末年始の買い物を少しでも楽しくお得にするスマートデバイスソリューションをお届けします。
まずは、情報を整理する
楽しくお得な買い物をする方法は、ひとつではありません。ネット通販や安売り量販店が最強というわけでもなく、さまざまな要素によって複合的に構成されるといってよいと思います。当サイトは、この複合的な要素を「買い物マトリックス図」というカタチにまとめて見ました。
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買い物マトリックス図 |
Step.1 プロダクトレイヤー「最安値商品を探す」
えっ!最安値商品を見つけるのが最終目標じゃないの?いえいえ、そんな当たり前では、ソリューションになりません。商品の値段だけなら価格comをみれば、見つかるかもしれませんが、時と場合によっては、リアル店舗の方が遙かに安く買える場合もありますし、高額商品なら店舗での値引きや長期保証、配送費用など商品単体で見てもやはり複合的な要素があるのです。スマホでネットと店舗の価格を瞬時に比較
たとえば、リアル店舗で買い物をしているとき、おっ!これ安いな、買っちゃおうか?と思った商品があったとします。しかしネットではもっと安く販売されているかもしれません。どうするか?スマホの出番です。
バーコードを読み取るだけで最安値がわかる「ショッピッ!」
iOSアプリのショッピッ+は、商品に添付されているバーコードを読み取れば、楽天、Yahoo、Amazonなどのメジャーネット通販の価格を表示してくれます。また、製品のレビューや近隣店舗の価格も知ることの出来る有用なツールです。
筆者もリアル店舗でセールになっていた商品を衝動買いしようとする刹那、ショッピッを使ってネットの価格を調べたら、店舗のセール価格よりも安かったという経験は幾度もありますし、逆に、ネット通販各所よりもリアル店舗で安い商品を見つけて購入した経験もあります。
自分にとっては、価格においてベストプラクティスで満足感や充足感はより一層増したことは間違いないです。
【ショッピッ使用例】
筆者の実体験である電気シェーバーの購入例からショッピッの使用方法をご紹介しましょう。
1)近隣の量販店にて気に入ったシェーバーを見つける。値段は25,000円(税込)
2)ショッピッを使って検索。Amazonが最安値17,000円(税込・送料込)※長期保証なし
割愛していますが、バーコードスキャンのあとは、当該製品を扱っている主なネットショップの一覧が、金額の安い順に表示されます。(Amazonだけなぜか別表示)
3)シェーバーは長年使用するので長期保証が必要。なのでAmazonnより少し高いですが、ビックカメラ.comを購入先に決定。
4)購入価格19,224円(ポイント962、5年保証)、実質18,262円(税込・送料込)
という結果になりました。価格だけにこだわればAmazonです。あと最初に訪れた店舗でセール25,000円が20,000円で今すぐ必要なら、思わず購入していたかもしれません。でも今回は、急ぎでもなく、長期保証必須が前提条件になるので最安値+1,262円が今回のベストプラクティスという訳です。
Step.2 決済レイヤー「ポイントモールを活用する」
個別のポイントカードはもちろん、クレジットカードを使えば、ポイントやその他の還元があることは、ご存知かと思います。クレジットカードの還元率は、年々低くなり今(2015.12.12)やゴールドカードでも一般的なものであれば0.5~0.7くらいまで落ち込んでいます。それでも、定期預金の金利は良くて0.3~0.4くらいですので金利としてみれば、まだ良い方ですね。加えてデパートや専門店のハウスカードは、5%~10%の割引があったりするので、これはまだまだ現金決済に比べて大きなメリットといえます。ポイントカード、クレジットカードは、用途に合わせて最適な選択をするのが王道ですが、バリエーションが多すぎてホームラン級の決定打は望めないのが現状です。とはいえ、クレジットカードの比較的汎用性の高い還元率UPの方法は存在します。
法人アフィリエイトのポイントモール
アフィリエイトとは、ブログやサイトに、商品やサービスの広告を掲載し、その広告経由で商品購入やサービス利用などの条件を満たした成果が発生した際に、広告主から対象者へ広告報酬が支払われる広告手法を指します。 アフィリエイト広告を掲載するには、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)に登録するのが一般的です。~バリューコマース一般的にアフィリエイトはブロガーの収益モデルのようなイメージが強いですが、クレジットカード会社が独自でアフィリエイトのシステムを構築して、顧客に提供しているサービスもあります。この法人アフィリエイトであるポイントモールというサービスが台頭してきています。
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三菱UFJニコス運営のPOINT名人 |
*提携店舗や時期によって変動

先のビックカメラ.comで購入した電気シェーバーだと、今ならキャンペーンでポイント4倍の約2%が還元率となります。厳密には、対象金額が消費税や送料を除いた金額の1,000円単位になりますが、ポイントモールを経由するだけで還元率がアップするのは魅力的です。
NTTドコモのdカードポイントUPモール、ANAのANAマイレージモール、TポイントのT-MALLなど、クレジットカード会社やマイレージ運営会社の大半は同様のサービスを提供していますので、これも買い物用途に合わせていろいろ組み合わせてみるのがよいと思います。
楽天カードは、ほぼ万能
楽天カードは、ハウスカード機能、ショッピングポイント、ポイントモールといった多彩かつ高い還元サービスをもつ特殊なカードといえるでしょう。あれこれ考えるのが面倒でショッピングは、楽天一択という方には最強・最適です。

他にも素晴らしいサービスを提供しているカードはたくさんあると思いますので、みなさんの用途に合わせてショッピングマトリックスに当てはめてみてシミュレートしてみてください。
買い物マトリックス図は、自由にお使いいただけます。こちらからダウンロード出来ます。
Step.3 時間レイヤー「ストレスフリーを目指す」
さて、目的に応じた最安価格で最適な決済方法で購入する方法を身につけたら、後はどれだけ快適に商品を手に入れるかというフィジカルなレイヤーに突入です。
リアル店舗とネット通販の互いのメリット・デメリットを知り、使い分けると買い物の効率も劇的に向上します。
リアル店舗は、人件費削減で人が減り、レジが混みやすい傾向があります。また重いモノやワレモノは運ぶのに体力や気力を使うし、売り場に行ってみたら欲しいものが在庫切れでだったり、さまざまなストレスが発生します。どうしても今必要なモノ、ネットより確実に安いモノを購入する時か、ショッピングそのものを楽しみたいときに利用シーンを絞り込んだ方が良いかもしれません。
「今すぐ欲しい」もネット通販が侵攻
これまでネット通販から大きくアドバンテージのあったリアル店舗の最大のメリットである「今すぐ欲しい」は、崩壊しつつあります。お酒に関しては、すでにカクヤスが1時間以内の配達を実現。Amazonは、リアル店舗での購入が多い日用雑貨品をまとめて安く購入できるAmazonパントリーも好調だし、都内・プライム会員限定ながらあらゆる商品を1時間以内で届けるAmazonプライムNOWを始めています。ネット通販がここまで進化してくると近い将来、買い物はネット通販がメインで、リアル店舗はショールームと緊急購入や超高額品購入のみの位置づけになってしまうかもしれませんね。お店に買い物に行くなんて、冠婚葬祭急の催事扱いになったりして。店に行くときは正装で高級エコバッグ持参とか(笑)