
2013年4月にテレビ東京系でテレビドラマ化され、原作は徳間書店発刊の週刊誌で連載中のグルメ漫画。主人公立花(タチバナ)刑事を演じるのが俳優:佐藤二朗さんのだったので何気なしに観たのですが、想定外に面白すぎて大変なことになってしまいました。
というのも、個人的な件で申し訳ないのですが、何らかのダイエットを敢行すべく年始より、固い決意で望む予定だったのが、このユニークなグルメドラマによって開始前から計画が暗礁に乗り上げてしまったのです。
食事の直後でも腹が減ってしまうほどの破壊力
ドラマの概要は、主人公の立花警部が容疑者を取り調べする際に、食べ物の話題で相手を引き込み、いつの間にか容疑を認めさせたり、真実を暴いてしまうというシンプルなストーリーなのですが、その食べ物の「単なるメシの話」が強烈にインパクトがあるんです。立花警部の"めしばな"は、よくあるウンチクでなく、独自の視点や考察があり、これまでのグルメコンテンツとはまったく違った角度から食べ物の魅力を引き出している点が秀逸なのです。たとえば、第2話の「袋入りラーメン大捜査線」でのワンシーン。
しょうゆ、みそ、塩の「サッポロ一番」のイチバンはどれか?一番売れている「みそ味」ではなく、オレのはじき出した答えは「しょうゆ味」。
理由は、しょうゆ味の麺だけ、あらかじめ醤油が練り込んであり麺のカタチも同シリーズとは別のきしめん風。そして何よりも残り汁が絶品である。
寒い日の夜、サッポロ一番しょうゆ味の残り汁にご飯をひとつかみ入れて、卵をおとし一煮立ちさせる。卵と麺の味を吸い込んで確変モードになった残り汁が、しょうゆ味のバージョン2を展開するんだよ。
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サッポロ一番しょうゆ味の残り汁雑炊 |
めしばな刑事タチバナをみて思わず買ってしまった袋入ラーメン
せっかくなので、年始からダイエットを真剣に取り組むという目論見を見事に崩壊させた「めしばな刑事 タチバナ」に登場する袋入りラーメン群。その中で、衝動買いしたラーメンをTVドラマのコメント付きで紹介します。【マルタイ:鹿児島黒豚とんこつラーメン】
「袋入りラーメン大捜査線」の真犯人発見のキーとなる食品。ホンボシが、夜食で食べたとされる事件現場に捨てられていたラーメンのパッケージ袋が"鹿児島黒豚とんこつラーメン"だったことが、事件解明のポイントとなります。
袋入りラーメンについている数多くの小袋の中で最強なのは"出前一丁のごまラー油"と"鹿児島黒豚とんこつラーメンのこがしにんにく"
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マルタイ:鹿児島黒豚とんこつラーメン |
そして、記事を書いている本日の昼食は、同梱されていた「大分鶏がら醤油ラーメン」。醤油の風味が控えめで鶏の旨味がしっかり味わえる逸品。醤油スープに合うチャーシューの薄切りとキャベツを炒めた具に青ネギをトッピング。小袋の大分県産のゆず皮粉末がスープの香りをワンランク上の上質なモノに変えています。
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マルタイ:大分鶏がら塩ラーメン |
サンヨー食品の"サッポロ一番しょうゆ味"の対抗馬として登場するのが"明星のチャルメラしょうゆ味"、"日清のチキンラーメン"など、次々と登場するラーメンが、まるで袋入りラーメンの生い立ちから現在をなぞっているかのようなシーン。その存在が、袋入りラーメンの歴史の流れを大きく変化させたとされる中華三昧シリーズ。
高級麺ブームの火付け役、本格中華スープと相性の良いノンフライ麺と選び抜かれた「中華の醤」で仕上げた上質で奥深い味わいのこだわりスープが特徴。
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明星:中華三昧の酸辣湯麺 |
日本の食品メーカーのクオリティに脱帽
他にもスーパーやコンビニで手に入る袋入りラーメンも食しましたが、本当に日本のインスタント食品のクオリティは、凄まじいモノがあります。ちょっとした手間をかけて調理した具材をのせると下手なラーメン屋のそれよりも、おいしいとさえ思ってしまいます。![]() |
明星:チャルメラ 辛白湯ラーメン(菜の花とチャーシュートッピング) |
それにしても、問題はダイエットです。年始の決意表明ですし頓挫するわけにはいかないので、せめてもの抵抗の証としてお家でも簡単にできるトランポリンダイエットにチャレンジしてみることにしました。
Amazonで無料動画を観る->触発されてドラマの中の商品をAmazonで買う->買った商品の弊害を解決するためのアイテムをAmazonで買う->新しい興味が生まれてAmazonで動画を見る、、、いや、なんか上手い具合にAmazonの顧客囲い込み戦略にハマっているような気がします。
そして、めしばな刑事 タチバナの原作にも興味を持ってしまったので、またAmazonで注文してしまう懲りない筆者でした。