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ハイレゾ

【おすすめのDSD】本物のハイレゾを体験したいなら”ジルデコ”を聞け!話はそれからだ!

CDよりも高音質!という触れ込みで注目を浴びた新音源「ハイレゾ」。コアなオーディオファンの間ではすっかり定着して、順調にシェアを拡大しているようです。

ハイレゾ市場は右肩上がり 牽引役はアニメファン
近年、音楽配信の中でも「ハイレゾ音源」市場が右肩上がりの成長を続けている。GfKジャパンの発表によると、2017年上半期のハイレゾ音源のダウンロード数は前年比62%増、金額ベースでは同31%増となった。~2017年9月11日:日経トレンディより

アニソン&アニメファンがハイレゾ市場を牽引しているというのは、私的にはなんだかな~という気持ちですが、ハイレゾ音源配信 e-onkyo musicのシングルTopランキングをみても以前とは様変わりしたアートワークが表示されております。

e-onkyo musicのシングルTopランキング例

ハイレゾのアニソンが人気である要因は、音にこだわりのある若者に対して、CDとは異なったハイレゾ向けのマスタリングを行うなど、ハイレゾマーケットを意識した音源づくりを行っているとのことですが、個人的には、アニソンってそこまで音にこだわる必要があるのか疑問です。

とはいえ、ハイレゾ市場が賑わっていることは喜ばしいことです。

ハイレゾマーケットの成長に水を差すニセレゾについて

ハイレゾ市場の成長を尻目に音楽産業全体は、どんどん衰退しておりCDの売れ行きも芳しくありません。それ故か、単価の高いハイレゾマーケットににニセレゾ(偽ハイレゾ)なるものが紛れ込むようになってきました。

ニセレゾとは、既存の非ハイレゾ音源データをアップサンプリング&ビット拡張し、スペックだけハイレゾにしてハイレゾ音源として販売する、いわば産地偽装のようなもの。

筆者も高音質だと思って期待して聞いてみると「???」CDとの違いがわからないという経験がいくつかあります。

コピーコントロール、ダウンロード配信の出遅れなど、日本の音楽業界は、自らのマーケットを自分たちで狭めてしまうようなことを繰り返していますが、ニセレゾ配信に関しても、またか!という感じで大変残念です。

ハイレゾの素晴らしさを間違いなく体験できる”おすすめアルバム”を紹介

ハイレゾの本来の楽しみ方というのは、アーティストなり楽曲の品質が、CD音源の範囲内では物足りない(表現仕切れない)ので、もっとリアルな状態の音を体験したいという点に尽きると思うわけです。

前置きが長くなりましたが、今回は、これを聞けば本物のハイレゾが間違いなく体験できるというアルバムを紹介します。

JiLL-Decoy association(ジルデコ)

JiLL-Decoy association(ジルデコイ・アソシエーション)、通称「ジルデコ」は、日本のスリーピースのジャズバンド。2002年デビューのベテランです。

彼らの特徴は、楽曲の素晴らしさもさることながら、ボーカルのお姉さん「chihiRo」の透き通るようなハートウォームボイスがめちゃくちゃ心地よいのです。

加えて、彼女のビジュアル的な魅力も特Aクラスで、大人の音楽として嗜むには、通好みといってよいかもしれません。

ハイレゾDSDの『Lovely e.p』は、アルバム『Lovely』より、バラード3曲を厳選して収録したe-onkyo music独占音源。今作は、通常のミックス・ヴァージョンとは異なり、レコーディング現場でライブ・ミックスされた音源をエフェクターやコンプレッサーなど余分なものを一切排除しダイレクトに録音した〈direct mix.ver〉を収録。~e-onkyo musicより

e-onkyo musicにて、CD版とは違うマスターを用いた特別な“direct mix ver.”を収めた「Lovely e.p.」の先行配信を実施しているのにも注目だ。こちらは演奏のライブ感やスタジオの空気感がよりダイレクトにリスナーに伝わるよう、メンバーの演奏をアナログ・ミキサーでリアルタイムに調整、EQやエフェクターを一切省いたかたちで、そのままDSD録音したもの。~PHILE WEBより

ニセレゾが産地偽装なら、こちらのアルバムは、産地直送&獲れたてをそのままご家庭へというくらいフレッシュな音源です。

ハイレゾには主に高ビットのPCMとDSDの2種類がありますが、ネイティブDSDは編集が非常に難しいので、3人一同がスタジオに介し、通しで歌い・演奏したのをママ録音した貴重な音源。

故に、ボーカルや楽器の音が生々しく、まるで目の前に彼らがいるような錯覚に陥ってしまう秀逸なアルバムなのです。

この空気感を演出するには、CD音源では物足りず、高ビットPCMでは、音が少し固くなるので、一発録りのDSDでしか本来の品質を表現することが難しかったのではないかと考えます。

前作『Lovely』でアコースティックをテーマに〈歌〉そのものに真摯に向き合った作品を作り上げたジルデコが今回テーマに挙げたのが「ジャズ」。~中略~、注目ポイントは、更なる可能性に挑戦した「DSDレコーディング」。前作からの先行シングル『Lovely e.p.』で初のDSDレコーディングを行った彼らが、今回は東京・下高井戸のG-ROKSスタジオが所有する世界に3台しか存在しないKORG社製の試作DSDレコーダー〈Clarity〉を使用したマルチレコーディングを敢行。ここe-onkyo musicで独占配信される〈DSD-MTR mix〉は、録音~ミックスまでを一貫してDSDフォーマットで行い、アルバム一枚まるごとClarityを使用した音源としては世界でも非常に数少ない画期的な作品となっています。~e-onkyo musicより

こちらは、ジルデコのDSD録音第2弾のアルバム。技術の進歩によりDSDフォーマットでのミックスやマルチレコーディングが可能となって作られた進化バージョン。こちらもハイレゾならではの体験ができます。

ちなみに、今回紹介したジルデコのアルバムは、flacやWAVフォーマットも同時に配信されていますので、DSDの視聴環境がない方でも大丈夫です。

CDしか聴けないという方には、Amazon等でCDをご購入ください。

 

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